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白内障手術・硝子体手術装置

 コンステレーション ビジョン システム(アルコン社)

 

広角眼底観察システム リサイト を備えた

手術顕微鏡 ルメラ (カールツァイス社)

を道北管内のクリニックとして初めて導入しました 

 

鉄筋コンクリート製クリニック

日立社製クリーンルーム用エアコン

により清浄度ISOクラス7の手術室を設計し、

日帰りによる網膜硝子体手術を可能にしました

 

【  手 術  】

日帰り 極小切開 白内障手術

日帰り 網膜硝子体手術が可能です

 白内障は、加齢に伴い進行する疾患で、ゆっくりと進行すること多く、気がついた時には、大幅に視力を下げていることがあります。視力( 0.7 )以下になると普通自動車運転免許証の更新ができなくなります。日帰りで、10分〜15分程度の手術にて視力の回復が得られています。

 

 かなり進行してしまった白内障や糖尿病、偽落屑症候群などによる散瞳不良、前立腺肥大症治療薬の長期服用による散瞳不良、及び虹彩の緊張低下を伴う場合は15分〜25分の手術となります。

 加齢に伴う視力障害の代表疾患は白内障ですが、網膜や硝子体に疾患を伴っていることがあり、そのような場合は白内障手術のみでは視力の改善は得られません。

 白内障手術のみならず、黄斑円孔、黄斑前膜といったゆがみを生じる黄斑疾患や糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などによる高度な視力低下を来す硝子体出血・混濁に対する網膜硝子体手術も日帰りで実施しています。

 白内障と網膜硝子体を同時に手術可能な手術装置 アルコン社製 コンステレーションビジョンシステム と 広角眼底観察システムを備えた手術顕微鏡 カールツァイス社製 ルメラ を導入しています。

 多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も選定療養にて行っております。95%を超える患者様が、遠くも近くもメガネをかけずに生活ができるようになっています。

 翼状片手術、帯状角膜変性症手術、睫毛乱生の治療などの手術治療を行っています。

 診療部門に所属するスタッフは皆、看護師、あるいは、視能訓練士といった医療系国家資格を持っています。

 

 手術中に血圧が高い患者様や不安感の強い患者様には点滴治療により迅速な対応が可能です。



       【 手術件数 】

 開院から2023年末までに白内障手術と網膜硝子体手術を8,120 件 施行させていただきました。

 手術まで待機していただく期間を短くするために、2017年からは手術を平日午後3日、2020年からは平日午後4日で行っています。


 網膜硝子体手術を必要とした眼の方は、手術全体の5.4% ( 約18眼に1眼 )でした。重症例、緊急性のある症例は旭川医科大学病院にご紹介して入院での手術をお願いしておりますが、黄斑部疾患の有病率からは、この割合は妥当なものであると思います。

 

 当院は病状や所見に合わせた検査とその所見と予後についてご説明を行い、ご理解とご納得を頂いた上で必要な治療をお勧めすることに努めています。
 

2023年までの手術件数.png

■■■ 白内障手術 ■■■

極小切開 白内障手術

(保険診療)

多焦点眼内レンズ

(選定療養)

を用いた白内障手術も行っています

 日帰りにて無縫合の 強角膜 極小切開 白内障手術を行っています。眼内レンズを入れる必要があるため、2.3mm幅の切開で行っております。運転免許が更新ができなくなった程度の中程度に進行した白内障の眼では10〜13分程度の手術です。痛い注射はありません。充分な麻酔を行い、ほとんどの患者様より『 痛く無かった』とのお言葉を頂いています。翌朝に受診して頂き、眼帯を取って生活していただけます。

 白内障手術での眼内レンズの度数決定にはフーリエドメイン方式の光学式眼軸長測定装置 OA-2000 を使用しています。眼に触れずに高速・短時間の検査にて白内障の混濁の強い眼でも精度の高い測定が可能です。成熟白内障や硝子体出血を伴う眼には接触型の超音波式測定検査も行い確認しています。角膜形状解析も可能ですので乱視が強い眼では角膜不正乱視の有無も確認しています。LASIK術後眼に対応する眼内レンズ計算式も装備されています。

 

 白内障手術を機会に眼内レンズによって、強い近視や遠視で悩んでいる患者様には、その近視・遠視を軽くして差し上げることが可能です。強い角膜乱視の眼には、乱視が少なくなるように乱視用の眼内レンズを使用しています。術後、ご希望により眼鏡処方を行っています。

 

 選定療養にて多焦点レンズを用いた白内障手術も行っています。保険診療内の単焦点レンズでは、遠方(5m)にピントを合わせると術後に遠くが見えますが老眼鏡が必要です。多焦点レンズは、保険診療外の高額なレンズではありますが、遠方から中間、近くまでと見えるため眼鏡の使用頻度を大幅に減らすことができます。近年、より高機能・高品質なレンズが発売されており、96%ほどの方が術後に眼鏡が不要となっています。現在、多焦点レンズは、アルコン社のパンオプティクス、ジョンソン&ジョンソン社のシナジーをお勧めしています。

 白内障手術は人生に1度の大切な機会です。患者様お一人お一人に選択肢も含めて手術について丁寧にご説明、ご相談を行い、充分なご理解を頂いた上、そのご希望に寄り添った手術を行いたいと考えております。術後に『 手術を受けて良かった!』とのお言葉と共に笑顔を見せていただけますようにと願いながら、慎重にレンズを選び、心を込めて丁寧に手術と診療を行っています。

■■■ 網膜硝子体手術 ■■■

 

網膜硝子体手術

白内障手術 同時 網膜硝子体手術

(保険診療)

 

【 対応疾患 】

黄斑前膜・黄斑円孔・硝子体出血

糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症

硝子体黄斑牽引症候群・硝子体混濁・等

 患者様の視力障害における代表的な疾患は白内障です。ただ、まれに眼底に黄斑疾患を伴っていることがあり注意が必要です。進行した黄斑疾患を伴いますと白内障手術のみでは視力の改善は得られません。

 そのような患者様には白内障手術に加え、同時に網膜硝子体手術が必要となります。当院は白内障・網膜硝子体手術装置 コンステレーション ビジョン システムと眼底を広角に観察することができる手術顕微鏡 ルメラを道北のクリニックで初めて導入して開院しました。

 物がゆがんで見える黄斑前膜、黄斑円孔といった黄斑疾患や硝子体出血によって視力が著しく低下した糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などに対して白内障と同時に網膜硝子体手術が可能です。黄斑円孔以外の患者様では翌朝には眼帯をはずして生活を送っていただけます。

■■■ 翼状片手術 ■■■

 

(保険診療)

 

 ​翼状片を大きくしてしまうと角膜が歪み、乱視が増加し、裸眼視力が低下します。瞳にまでかかるほど大きくしてしまうと矯正視力も低下します。そのようになる前に手術を受けて頂き、取り除くことをお勧めしています。

 

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